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徒然なるまま書き綴ってます

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叫ぼうとして気付いた
僕は
愛することを教えてくれた
その男の
名前すら知らない





久しぶりにDOLL読み返してコスしたくなりました。
以下はネタバレ、DOLL語り。














DOLLはオムニバス形式の漫画です。(DOLLSとは違います。DOLLは三原ミツカズ作品です)
人間と変わらないような人形が商品化されている時代の話で、語りたいのはオムニバス最後の話。ドール違法改造屋の男とセクサロイドの話。

ドールには感情を植え付けてはいけないという決まりがあって、セクサロイドは色々悲しい事を経験しても涙も出ない。そんな時に違法改造屋と出会って、セクサロイドは「自分を泣けるようにして」と改造を頼む。
それで改造屋はセクサロイドに感情をプログラミングするんだけど、結局「悲しい」という感情はいらないだろって教えてくれなかったんです。
んで、楽しむ事とか愛する事とか教えてもらうんだけど、改造屋は違法改造してる男だから捕まっちゃう。その時セクサロイドは違法改造屋の名前も知らないことに気付くんです。
結局最後まで改造屋の名前を聞く事はなかったんだけど、最後の最後に違法改造屋に「お前の名前はこれからイツキだ」って名前を貰うんです。
違法改造屋は色々あって死んでしまうんだけど、悲しいって感情をプログラムしてくれなかったからセクサロイドは泣く事も出来ない。
そんな時に違法改造屋がイツキに残した財産がある事が解って、その贈り物を見た時、イツキは初めて涙を流すんです。違法改造屋のために泣きたいと思ってたイツキは「嬉しくても涙って出るんだね」って泣くんです。

ちなみに違法改造屋の名前は実は「一継(イツキ)」で、自分の持てなかった物すべてイツキに持たせたかった的な。セクサロイドを自分の理想のドールに仕立てて死んでいくんです。


イツキと一継の話だけかーなーりかい摘まんで説明したんで全然伝わんなかったと思うんですが、本当何度読んでも泣けるんですよ!ドール製造会社の話とか、本当はもっと複雑でいい話なので、ぜひ皆さん読ん下さい!

これ周りに貸して、イツキコスしたい(私服なんでコスとかすぐできる)んですけど、一継がいかんせん薦めにくい容姿をしてるんですよね…
これコスできるまで定期的に「やりたい」って叫び続ける気でいます(笑)
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